街と人のロマンス
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こんにちは、namiheiです。
私の大好きな漫画家の一人に、いくえみ綾先生がいます。
いくえみ作品の初期の一つに"街と人のロマンス”という物語があるのですが、別冊マーガレットで読んだこの作品で涙した記憶があります。
物語の主人公は高校一年生の夕梨子。
夕梨子の母親は年を重ねても少女のように素直でかわいい女性なのですが、その母親に対して自分の性格は素直じゃなくかわいくない、そんなコンプレックスをもっている女の子。
そんな”かわいくない”彼女は一人でいるのが好きな反面、実は街角でうまれるようなちょっとしたロマンスに憧れているのです。
そして夕梨子が母親きっかけで出会うことになる将太という男の子がいるのですが、のちに母親の初恋の話につながっていきます。
この作品を描いたとき、いくえみ先生は19歳くらいだったそうですが、物語の組み立て方や魅力的な登場人物たちは今読みかえしても素敵すぎるのです。
初めて「街と人のロマンス」を読んでから30年以上経った今、当時小6だか中1に読んだ同じシーンで泣きました・・・。
アラフィフのおばさんの心は今もティーンエイジャー(死語ですか?)なのです。
母親の初恋相手との回想・別れのシーンからの
今現在の再会。
「いまはしあわせですか?」
「はい、とても・・・」
これは珠玉のシーンです。
そして、本当は「素直でかわいいひとだ」と好きな人に思ってもらえている夕梨子のロマンスはハッピーエンドを迎えます。
ラブコメ好きだった私が、純粋な少女漫画を好むようになったのは、この漫画からです。
ぜひご一読を。